五條エリア
旧紀州街道沿いにある五條。柿と梅林で有名な西吉野地区。
自然豊かな大塔地区。歴史の感じられる風光明媚なエリアです。
栄山寺
榮山寺とも言い、藤原南家の菩提寺として鎌倉時代になるまで栄華をほしいままにしました。
創建は養老3年(719)藤原武智麻呂公によるといわれています。
八角堂(国宝)
法隆寺夢殿とともに奈良時代を代表する国宝「八角堂」は武智麻呂の子、仲麻呂が父母追善供養のため天平宝字年間(757-765)に建立。夢殿に似たこの堂は、内壁などに極彩色の仏画が残り、天平時代を代表する唯一のものともいわれています。
梵鐘(国宝)
梵鐘は、京都神護寺、宇治平等院の鐘とともに「平安三絶の鐘」に数えられています。表面の銘文は撰者が菅原道真、筆者が小野道風の書と伝えられます。
大澤寺
約1300年前、修験道の開祖役小角(えんのおずぬ)が開基した密教霊場で、境内には諸病平癒(眼病、耳疾、中風、子どものひきつけ)の祈祷所として霊験あらたかな本尊・薬師如来をはじめ、弘法大師お手植えの神樹(智恵の柳)、目を洗うと眼病が治るという通称「眼洗い池」などがあります。
金剛寺
金剛寺は今から800年前に創建されました。江戸時代初期から野原城主の畠山義春公の菩提寺として復興、奈良朝の末期、宇智の大野に流されてきた光仁天皇の皇后、井上内親王(いがみないしんのう)とその子の他戸親王(おさべしんのう)の怨霊を祀る宮寺として、また江戸時代の末から明治時代にかけては、奈良唐招提寺の長老の隠居寺、さらには元京都仁和寺、直末の中本寺としての歴史と信仰を有する名刹の古寺でもあり、現在は高野山派に属する真言宗となっています。
この寺は花の寺としても有名で、毎年4月下旬~5月上旬には「ぼたん祭り」、10月下旬~11月上旬には菊薬師と小菊まつりが開かれます。
新町通り
漆喰塗りの壁や虫籠窓、格子の家々など旧紀州街道には今でも江戸時代の景観を残す街並みが残っており、宿場、商業のまちとして発展した往時の栄華をしのばせています。「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
通りや付近には日本最古の民家といわれる栗山邸(国重要文化財)や中邸(奈良県指定文化財)、栗山邸(五條市指定文化財)などがあります。
藤岡家住宅
江戸期(天保3年・1832年)の建築物で、当地域の町家建築の指標といわれる代表的な建築物。
師事した高浜虚子に「大和の大桜」と讃えられた俳人 藤岡玉骨(ふじおかぎょっこつ)の生家で、2008年に登録有形文化財として公開されている。建物や調度品の見学ができ年間を通じて様々なイベントも開催される。喫茶室もあり、喫茶のみの利用もできる。
温泉 金剛乃湯
リバーサイドホテルに併設の温泉は地下1300m(メートル)よりくみ上げられる天然温泉100%のみを利用しており、泉質なナトリウム-塩化物泉温泉です。滑りが強い泉質で、温冷めせず、お肌がスベスベになると好評。
日帰り入泉料 大人 700円 子供 350円
賀名生梅林
丘陵を麓から中腹までおおいつくすように2万本の梅が続き、県下有数の梅林として知られています。700年前の南北朝時代に都を追われた公家たちによって賀名生の梅花が歌に詠まれていることからも、既にこの地の梅が香り高く咲き誇っていたことが分かります。
柿博物館
五條市西吉野(旧西吉野村)は、柿の一大産地です。柿博物館は、果物と地域特産物について研究している果樹振興センター内にある博物館です。
大塔コスミックパーク 星のくに
バーベキューハウス、天文台、プラネタリウムなどがあり、またロッジ、バンガロー、望遠鏡ドーム付きバンガローといった宿泊施設も併設。メインは45cm反射望遠鏡を備えた天文台。街灯りの全くない状態での良好な観測が行える施設です。道の駅「大塔」も併設しています。
大塔温泉 星乃湯(ロッジ星のくに内)
星乃湯は、「ロッジ星のくに」館内にあり、眺めのいい展望温泉です。
炭酸、鉄、食塩を含む重曹泉(炭酸水素塩泉)で、重曹泉としての性質が強く、特に肌をなめらかにする「美肌の湯」としての効果があるとされます。
入泉料:大人 660円 小人 440円